避難所体験会⑨ ~めいぷるよりご挨拶~
長々と書いて参りましたが、めいぷるの会長から皆様にご挨拶をさせていただいて避難所体験会の報告を終わらせていただきます。
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必要だと分かっていても、なかなか手を付けにくかったことの1つに、障がい児の防災があります。
障がい児と暮らす私たちは、漠然と『南海トラフ』という単語は知っていましたが、それが何を意味するのか、危険度はどのくらいなのか、知りませんでした。
そんな時の、あるメンバーのひとこと。
「今、東日本みたいな大地震きたら、うちらの子助かるんかなぁ」
みんな黙りました。最悪の結果を想像したのは、きっと私だけじゃなかったでしょう。
危険が解らない。自分の名前が言えない。意思を伝えることが難しい。その場の空気が読めない。自分の感情を抑えられない。こだわり、パニック、奇声、常同行動・・・。
ないない尽くしのわが子達。大地震が発生し、命は助かったとしても、その後の避難生活が困難なことは、育ててきた私たちには手に取るようにわかります。
親である私たちにできること。親だから解ってあげられること。それらをかたちにするために、私たちは動き始めました。
避難所体験会を開催すると決めてからは、忙しい日々でした。何せ、普通のいち主婦でしかない私たちですから、分からないことだらけ、たくさんの方にご迷惑をおかけしました。
この場をお借りして、私たちが出会った方々に、ご無礼のお詫びと感謝の気持ちを伝えたいと思っております。皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございます。
今回の避難所体験会では、二時間という短い間でしたが、参加してくださった方々の素敵な笑顔があちこちで見られました。
また、ご協力いただいた皆様のお陰で、参加した障がい児とその家族たちは「皆さんに優しくしてもらって嬉しかった」「大変なのに一緒に過ごしてくれてありがとう」と、彼らも笑顔で帰ってもらうことができたのです。
暑い夏の一日。障がい児も障がいのない人も、一緒になって笑顔でいられた幸せに感謝して、皆様へのご挨拶とさせていただきます。
貴重なお時間を、子供たちのためにありがとうございました。
めいぷる一同
by meimeippupu | 2016-09-18 09:10 | 協働事業